AIを自動販売機に導入
どうも、かわばっちゃんです。
今回は自動販売機にAIを導入しようとしている事例を紹介します。
どこの自動販売機にAIを導入するのか
JR東日本のグループ会社で、株式会社JR東日本ウォータービジネスです。
acureという自動販売機をご存知ですか?
JR東日本エリアのエキナカを中心に約8000台展開している自動販売機です。
AIを何に導入するのか
自動販売機の中のドリンクのラインナップの決定やドリンク補充の本数・タイミングの最適化に導入するようです。
なぜAIを導入したのか
業界の課題点が2つありました。
一つは、オペレーターの担当変更があった場合の経験の継承が難しいかった点。
もう一つは、働き手の不足という点。
自動販売機のラインナップや補充のタイミングは現場のオペレーターの経験から考えられてきました。
そこに、担当エリアの変更があった場合、次の現場でも最適なラインナップや補充のタイミングを経験から掴む必要があります。
その経験に左右されてしまう業務をAIが行うことで、熟練者じゃなくても業務を効率的に行うことができるようになります。
また、働き手の人手不足により一人当たりの業務が大きくなってしまう傾向があった中、より最適なタイミングでの補充をAIで割り出すことで、補充回数を減らしたり、ラインナップを考える手間を省いたりと、労働時間を削減できます。
何のデータを見るのか
・売上データ
・気象データ
など
成果
本格始動はまだこれからです。
ただ、実証実験として2019年の冬の検証では以下の成果がありました。
・平均5.27%の売上増加
・最大で50%売上増加した自動販売機があった
私の見解
私の実家には子供の頃、自動販売機があり、私はよく補充してましたし、アルバイトで自動販売機の補充作業を行ったこともあります。
実家で補充していた頃は、そろそろ補充しようかと思ったタイミングで売り切れが既に出ていたり、1個しか補充が必要ないようなドリンクのためにダンボールごと外に持ち出してしてしまうことも多々ありました。
私の実家の自動販売機は1つだけでしたが、これを10台以上かつ離れた場所にある自動販売機だと考えると相当な調整が必要だと思います。
そこをAIがサポートしてくれるのは非常にありがたいですね!!
それに、売上が5.27%増加したようですが、これはどれくらいの金額か考えましょう。
JR東日本ウォータービジネスの2019年度の売上は約429億円です。
429億円の5.27%は
22.6億円です!!!
この会社の売上には通信販売なども含まれていて、429億円の全てが自動販売機での売上ではないので、実際はもう少し低い金額ですが、それにしてもすごい金額になると想像できます。
AIと自動販売機はマッチングは非常い良いと感じました。
まとめ
AIで自動販売機のラインナップや補充のタイミングの最適化ができる。